活け魚陸送考
活け魚陸送、というカテゴリを作った記念に、私の「活け魚陸送」について語ってみましょう。もともと、「活け魚陸送」という言葉は、Nサーフのイカプロさんが使われている言葉で、とりあえず、著作権法には違反していないことを祈っています(笑)
さて、活け魚陸送ですが、私に限って言いますと、少々条件があります。それは、釣り場が徒歩で遠くないこと。そして、釣れたお魚が余り大物ではないこと。そうそう、忘れてはならないのが、その釣行時に腰の状態が良いこと(笑)などがあげられます。それでなくても荷物の多い投げ釣りのことですから、この上に帰り道に重いバケツを持って帰るわけにはいきません。それに、入れ物のサイズ的に、入れるお魚のサイズにも限界があるということです。
活け魚を陸送するのは、本当に疲れますし、気も遣います。ですが、陸送に成功したあかつきには、自宅で活け造りを食べられるというご褒美が待っているのです。刺身好きには絶対に堪えられません。今まで数十年も釣り続けてきたお魚を活けで食べたときの、あの目からウロコが落ちるような気分、それがたまらないです。
さて、私の陸送です。
36センチサイズの、バケツと活かしバケツのセットです(注 別売)。右側の青いバケツにお魚を入れて、ロープで海水に漬けておくことができます。横には排水用の穴が開いており、引き上げる際には半分以上の水が排出されて、引き上げ力の軽減をしています。それでもそこそこの重さですし、ロープはそれに耐えられるしっかりしたものが必要です。以前磯で水に漬けていて、波でもまれてロープが岩で擦れて切れてしまったという苦い経験もあるので、特に磯で使用する際には注意が必要です。
蛇足ですが、もちろんこれはもともとアジ活かし用のバケツです。冬場のように気温が低いとき、陸上でアジを活かしていると水温が下がって凍死させてしまうことが多いので、そんなときはこのバケツを使って水面から深い位置に沈めておくと良いです。そして、5匹ずつほど小出しにしてアジを使います。付け加えですが、このバケツで、アジなら約40匹ほど活かすことが可能です。
車などで移動の場合は、青いバケツをそのまま左のグレーのバケツに入れて、フタをすると水漏れの心配がありません。ただし・・・・・
ブクポンプとホース穴がそれぞれ1ヶ所しかありません。(もちろん、2穴2台式のものも発売されています。)アジを40匹活かして陸送するとなるとポンプ1台では心もとないので、私の場合は ・・・・・
こんな小物入れに・・・・・
穴を開けて・・・・・
ポンプを2台入れ込んで・・・・・
こういうシステムを組んでいます。すると・・・・・
こんな感じで、ツインポンプ仕様になります。
こうしておけば、酸素量はもちろん十分ですし、フタをすると水がこぼれない、音がやや小さくなる(仮眠などのときに耳障りにならない。)、ポンプ自体が水濡れしない、などのメリットがあります。付け加えですが、このシステムは、D社の以前の20Lクーラーボックスに中蓋のように固定することができます。以前ご紹介した、アジ活かしクーラーのものと同じということです。
なんだか、活けアジを運搬するときと話がごっちゃになってしまいましたが、要するに活かして陸送するのはどちらも理屈は同じということです。
こうして、私は腰痛製作マシーン、もとい、活け魚陸送マシーンを組んでいます(笑)
私は、車から近い場所で釣りをすることが想定される場合は、できるだけこの活け魚陸送システムを持参するようにしています。周りから見れば、「ようやるわ。」と言われそうですが、活けのお魚を一度でも食べたなら、きっとこのシステムは必需品と感じると思いますよ。
もっとも、お魚好きの場合に限られますが(笑)
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