今年度より、私自身の仕事上の立場が激変し、とてもブログを書いている場合ではないと思いまして、ブログ「楽しく投げ釣り、マジに投げ釣りⅡ」を閉鎖したのですが、各界の方より、ブログはもう書かないのですか?とか、復活期待していますよ~、とか、とにかくありがたいことに、ブログ再開を望む声をたくさんいただきましたので、とりあえずは釣行に関する記事のみ、書けるときに書いていこうと思い直し、ブログを再開することにしました。
そんなわけで、久しぶりの釣行記になります。
今回は、私が所属する、大阪協会・西大阪サーフの8月度月例会に参加させていただいた、私個人の釣行記ということで(^^;
今回の月例会は、クラブのイカプロ師匠と岡山・水島沖に釣行しました。
6日の土曜日午後0時にイカプロ師匠をお迎えに行き、途中SAで食事をとったり、スーパーで買い物をしたりで、午後4時前に倉敷市水島のサノヤスドック前に到着しました。イカプロ師匠と、「まだまだ暑いから、渡船、もう少し後でもいいですよね~」なんて話していたら、すぐにお迎えの岸田渡船さんが来てくださったので(^^; 仕方なしに渡船に乗り込み、今回のお目当ての釣り場に渡してもらいました。

今回の私の釣り場です。写真を撮影しているポイントは、渡船を降りてすぐのところですが、岩山を登って、写真の場所にたどり着かねばなりません。なぜなら、ここ水島界隈は潮位差が大きくて、最大3mほどありますので、こんな低いところで釣りをしていると水没してしまうのです(^^;

渡船を降りて左を見ると、大きな石がありましたが、満潮時にはこの岩は完全に水没してしまいました。

これが今回の私のポイントです。
釣り始めは下げの7分ほど? まだまだ潮が下がるということで、チャンスは干底返しの午後8時頃からとみて、ゆっくりと道具の準備にかかります。とにかく、暑さが半端なく、風もほとんどありませんので、用意するにも水分補給をしながらでないとままならず、四苦八苦します。
あたりが少し暗くなりかけた、午後7時頃から手返し開始。ところが、潮が低いからでしょうか、投げるたびに根ガカリして、最悪出した4本の竿すべてが根ガカリ高切れになる始末です。おまけに、チャンスと見た干底返しの午後8時頃から漁師が網を入れ出して、釣りにならなくなりました。仕方なしに、投げる方向を制限して釣りを続けます。漁師が入れた網は、仕掛け網、とでも言うものでしょうか、網を仕掛けたあと、漁船がその横で待機して、上げるタイミングを待っているようです。夜明けまで待ち続けられたら釣りにならない可能性もあります。やきもきしながら、投げる方向を制限された仕掛けを投げ返していると・・・

期待もせず竿先を見ていなかったこともあり、アタリを見逃していたかもしれませんが、意外な獲物が上がってきました。シロギスの26㎝です。エサは、マダイ狙いで用意していた、タイムシでした。シロギスは他にもタイムシで24㎝クラスが来て、先月の岡山月例会でもタイムシで大キスを釣り上げていたので、意外にこの界隈ではタイムシでシロギスの確率が高いのかもしれない、と思いました。
さて、漁師の網ですが、午後11時の満潮5分頃になってようやく引き上げてくれ、投げる方向がかなり広がったこともあって、投げる方向を変えるとアタリが出だしました。

スズキの55㎝。ようやく本命魚です。ただし、スズキは検寸でマイナス20㎝されるので確実に不利です。ここはひとつ、クロダイやコイチなどの大型が来てもらいたいもの。ところが、アタリがあるものの、ことごとくスズキなんです。しかも、50㎝未満のランク切ればかり。かれこれ5~6匹釣ったでしょうか。釣れるたびに、
「また、スズキかいな~。」
こんな感じです。普段はうるさいアナゴ君も、スズキの食いの速さに負けて、食いつけないのでは?と思うほど、アナゴが来ません。そして、フグも釣れず、つまり、エサ取りがない状態で、スズキの群れにエサを放り込んでいるようなものですね。ある意味贅沢な悩みではありますが、こうスズキばかりだと、ちょっと気持ちが萎えてしまいます。
スズキを釣ったことがある人ならわかると思いますが、スズキはハリ掛かりすると、ジャンプすることが多いんです。なので、アタリがある、合わせる、魚が乗る、で、この後の思いは、
「跳ねんといてくれ~」
ところが、無常にも、「バシャッ!」と沖で跳ねるんです。この瞬間、気分は「ガックリ」
そうして、ランク切れスズキをかれこれ7~8匹釣り上げたでしょうか。突然、左端の竿に強烈なアタリが来ました。リールのドラグが「じゃ~~~~ぁ!!」って感じで鳴りました。
「やれやれ。スズキばかりで辟易としているところに、今度はエイかいな~。不幸やなぁ~。」
こんなアタリは、大抵の場合、エイです。それで、「やれやれ」って感じで、力なく竿を煽ると、やはり強い引きが。しかも、根ズレしているようで、瀬を巻き込んでいるような、嫌な予感の感触があります。ただ、根を巻きながらも寄ってくるようなので、とりあえず姿だけは見ようと頑張って巻き続けました。上がってもどうせエイだろうと信じて疑っていなかったので、きわめて強引に、しかも適当に巻いてきました。ところが、力糸が見えたあたりで、意外なことが起こりました。
ボコッとエイではないお魚が浮かんできたではありませんか!!
なんや、何のお魚やっ!!
で、よく見ると・・・・・大きなスズキでした(^^;
「また、スズキかいな~。」
とは言え、大きさが半端ないので、玉網ですくうことに。何度か失敗しましたが、満潮近くで潮が高いせいもあり、玉網をあまり伸ばすことなく、何とかすくうことができました。

おおかた、80㎝近くあるでしょうか。サイズ的には大きいので、おそらく自己記録と思われますが、気持ちの方は・・・・
「また、スズキかいな~。本来は放流やけど、検寸もあるし記録魚やから持ち帰らんとあかん。持ち帰ったらさばかんとあかん。さばくん、ダルイナァ。」
これが正直な感想でした。ぶっちゃけ、やっぱり手頃なサイズのお魚の方がさばくのが楽ですし、また味も良いものです。なので、ちょっと嫌気がさしましたが、ただ、スズキはサイズが大きい方が味が良い、という話も聞いたことがあるので、気を取り直して活締めにし、神経締めもほどこして、持参の35Lクーラーに、「折り曲げて」収納しました。
先ほどキープした55㎝とともに、スズキは2匹クーラーに収まりました。
もう、スズキはいらんで~~~~~!!
願いもむなしく・・・・・


この2匹はランク魚なので、写真ののちリリースですが、他に、ランク切れスズキは、二ケタ以上は釣り上げたと思います。
ま、アナゴではなく、スズキでしたので、釣り自体は面白かったので、贅沢は言えませんが、かつてはあれほどうるさく当たってきたコイチが1匹も姿を見せず、また、定番のクロダイも姿を見せず、当然マダイも姿を見せず、この近辺はいつからこんな「スズキ天国」になってしまったのだろう、とちょっと気持ちが暗くなってしまいました。
「もう、スズキはしばらくいらん・・・・」
これが正直な気持ちです。
ただ、スズキというお魚はおいしいのが救いですね。

アクアパッツア・・・・

カルパッチョ・・・・

シロギスとともに、切り身をフライに・・・・

昆布締め・・・・
レシピには事欠かないので、有難いお魚ではありますね。
そんなわけで、今回の釣行では、自己記録のスズキが釣れて、それはそれなりに喜んでいます。久しぶりの釣行記、これでちょっとは飾れたかな?
ブログ「楽しく投げ釣り、マジに投げ釣り」はとりあえず復活しましたが、かつてのように、とてもではありませんが「毎日更新」は無理と思われますし、内容的にも制約されることが多いと思われます。そんなブログですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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