« アーカイブ釣行記14~兵庫県神戸市アジュール舞子 2009.6.3 | トップページ | アーカイブ釣行記16~高知県桂浜離岸堤 2009.8.21~13 »

アーカイブ釣行記15~2009年全日本キス選手権 三重県紀北町小山浦 2009.6.21

~今年は直球勝負 打てるかな?!~

 昨年は思わぬ形でシロギスで入賞できたが、本来はキューセン狙いで釣行して釣り上げた結果であった。あのときのシロギスは、言わば外道で釣れたもの。キューセン狙いであれば、キューセンで入賞を果たさなければ・・・・  そんな大会の帰り道、キューセン狙いに付き合ってくれた有光氏が、「来年はやっぱりシロギス狙いをしたいなあ。」とボソッと言ったのを覚えている。今年の大会のエントリーの際、やはり有光氏がそんなことを言ったので、昨年のいきさつもあって、今年は有光氏に付き合う形でシロギス狙いで大会に参加することに決めた。それで、エントリーした会場は、3年連続で熊野会場。シロギス狙いならばもっと違う会場でのエントリーも考えられたが、昨年、一昨年とクラブ員が好成績を上げたポイントのことを有光氏が覚えていて、それでその釣り場に向かうことにした。その釣り場は、紀北町の小山浦海岸。夏場は海水浴場になるとのことで、それがあって私は普通の海水浴場を想像していた。ビーチパラソルを立てて、のんびりと寝そべることができるような砂浜。砂浜からの置き竿釣りは、私の苦手3本の指に入るほどの釣り。それでも、釣れる可能性があるならばと、数日前から2人でその海岸に行くことを決めた形で、大阪を出発したのは午後9時半頃。

 途中、エサを頼んであった古江会場エントリーの清水氏と、途中の五郷町にあるコンビニにて待ち合わせをしてエサを受け取り、受付会場の熊野パーキングに向かった。

 待ち合わせをしたコンビニで雨脚が急に強まり、どうなることかと心配したが、パーキングに着く頃には雨はほとんど上がっていた。到着は午後0時半頃。この会場は出発順はくじ引きで決めるので、ゆっくり到着しても安心。すでに多くの会員が集まっており、同じ熊野会場にエントリーした滋賀投友会のにぎやかし会長らとしばしの談笑。受付が始まる1時を待った。

 くじ順は、北方面行きの5番。まずまずのくじ順だが、どうせ私達が行こうとしている釣り場には誰も行かないだろうと思っていたので、実はくじ順はビリでもよかった。それでも折角の5番なので、しっかり並んで出発待機。

 午前1時半、1番から順に各車ゆっくりとスタートしていく。途中で二木島方面に曲がる車が多く、尾鷲方面直進はとりあえず3台のみ。しかも、どの車も紳士的な運転をされるので、きわめてのんびりとした運転となった。途中尾鷲市内で1台が抜いていったが、抜きざまにお互いに手で合図を送り、エールの交換。あー、気持ちいい。そして後の1台は尾鷲市内でいつのまにかいなくなっていた。

 紀北町方面に向かうのは、もはや私達の車のみ。清水氏に教えてもらったとおりに車を走らせ、釣り場近くの駐車場に到着したのが午前2時半頃。雨が結構降っていたが、苦になるほどのものではなさそう。海岸に出る道で少し迷ったが、何とか釣り場にたどりついた。

 たどり着いたのは良いが、イメージとは全く違う、ゴロタの浜。目の前にテトラの一文字があり、しかも、波打ち際が崖下のように低くなっていて、なかなか良い釣り座がない。おい、ここは海水浴場と違うんかいな? そんなことを有光氏と話ながら釣り座探し。テトラ一文字の切れ目にあたる、銚子川河口の方まで歩いてさらに釣り座探し。ゴロタ浜のくせに後のゴロタの壁が邪魔で投げにくそう。そして、ようやく投げやすい場所を探し出して準備。午前3時前に第1投。さあ、自分自身の全キスの戦いが始まった!! 大ギスよ来い!! そんな気持ちを竿先に念じて順次竿を出していく。夜明けまではあと1時間ほどしかない。はやる気持ちを抑えて3本の竿を投げ終えてようやく一服。

 ところが、しばらく待ったが、一向にアタリがない。アナゴなどの外道も来ない。回収すると、エサは取られている。エサ取りは多そうな感じ? 底は私の不得意なゴロタ底のよう。仕掛けを引きづると、ゴロゴロと私の嫌いな感触。こんなところにキスが本当にいるのか?? 少しじりじりしてきた頃、左手数10mのところに、小波止があることに気づいた。見に行って見ると、前に沈みテトラが入っているが、投げやすそうな感じ。それで、なんとなくひらめいてその小波止に即移動。再び3本の竿を投げ終えたのが午前3時半。

 この小波止から投げて気づいたのだが、足場が踏ん張れて遠投ができ、テトラ一文字の切れ目よりも遠くに投げることができる。そして、決定的に自信を深めたのは、そこはきれいな砂底になっているということ。水深もその部分だけ、すり鉢状に深くなっている様子。これは期待できる!! そう思って打ち返しを続けた。エサ取りは相変わらず多い。フグのような感じもあるが、エサのチロリがクチャクチャになって上がってくるところを見ると、ピンギスがエサ取りなのかもしれない。

 私よりもテトラ一文字寄りに竿を出していた有光氏が、18㎝クラスのキスが釣れたと報告してくれた。
 「お、やっぱりいるやん!!」
 期待がふくらむ。ところが、この頃から雨脚が急に強くなってきた。
 「折角の時合いかもしれないのに、タイミングが悪いなあ。」
 打ち返しも滞りがちになり、やがて周囲が段々と明るくなってきた。
 「雨、嫌やなあ。折角の大会やのに、満足な釣りをさせてくれよ~。」
 そんなことを念じていたら、20分ほどで雨脚が弱くなり、やがて止んだ!! 神様の恵みか?! それでも周囲はさらに容赦なく明るくなっていく。
 「キスちゃん、お願い! 来て!!」
 朝マズメの釣りのこの焦りが、私にはどうも好きになれない。焦ると同時に襲ってくる睡魔。ウトウトとしている間に明るくなってきて、そしてやがて時合いが終わる。だから私は、体力も温存できて、決して夜が明けることがない半夜釣りが好きなのだ。大会のたびにそんな気持ちが頭を巡り、やっぱりキューセン狙いにしときゃよかったかな、なんて思ったりしてジリジリと気持ちが焦り、タバコの本数も自然と増えていく。
  ・・・・・・・・・「ジ、ジジジ・・・・・・」
 ん? 今のはもしかして? ドラグの音??  エサを付け替えるために後向きになっていたとき、不意に聞こえたドラグ音に、とっさに身体が反応していた。
 「どれや? どのリールや??」
 目を凝らしてリールを見つめる。緊張の時間が過ぎていく。10秒、20秒もたっただろうか。再びドラグが「ジ、ジジジジ・・・・・」 真ん中の竿だ!!
 2回目のアタリになるので、私はあわてて竿を取り、合わせた。よっしゃ! 何かが乗ったぞ!!
 時々クンクンと引く感触。忘れかけていたキスの引きに違いない。どきどきしながら巻いてくると、姿を現したのはやはりキスだ! 下げにかかった潮のせいで、沈みテトラが頭を出しかけていたので、気をつけてキスを抜き上げる。

 

090621no2kisu

 

 

 

釣れたのは審査基準をわずかにクリアする、23㎝オーバー!! 派手で、そして遠慮がちなドラグ音に、久しぶりにドキドキさせられた。まさに今が時合い??

 

久しぶりに釣る置き竿でのキスに、沈みかけていた気持ちが再び盛り上がってきた!! テンションを最大にアーップ!!
 
 投げ返してしばらく待つと、またしても真ん中の竿のドラグが、先ほどよりも派手に鳴り出した。かなり長いドラグ音だ。先ほどの例もあるので、再びしばらく待つと、またしても派手に今度は「ジャー!!」という感じで糸が出て行った。だが、今度は私も余裕。アタリがあることを予想しながら投げ返していたので、2回目のアタリは極めて冷静に待つことができた。そして、十分に待って合わせると・・・・
 「え?? 何でこんなに引くん?」
 グングンと竿先を持ち込む引きに、もしかしてクロダイなどの他魚かも?なんて考えながら巻き取っていった。すると、水面に姿を現したのはなんと大きなフグ!! 
 「うそやろ?!」
 と思うが早いか、そのさらに先バリにキスらしき魚体が見えた。しかも先ほどよりは大きそう!! 沈みテトラをかわして、慎重に抜き上げた。無事取り込み成功!!

 

 

 

090621lankkisu1


 やった!! 昨年に続きランクキス、26㎝オーバー!! 全日本キスのレベルからするとそんなにびっくりするようなサイズではないが、とりあえず本命のランク物を手にすることができてほっとした。縮まないように濡れタオルで包み、あまり冷気が当たらないようにクーラーボックスに仕舞ったのは言うまでもない。そして、ときどきキスを取り出しては、硬直しないようにマッサージを繰り返した(^^; 
 その後、置き竿ではアタリがなくなった。やはり、時合いは極めて短かったようだ。ウトウトしかけていたときに雨脚が強まって、それで逆に目が覚めたのが、集中力を持続させることに貢献したようだ。しかも、急な雨で魚の活性が一時的に高まったのかも? いずれにしても、にわか雨がこの釣果に貢献してくれた気がしてならない。

 

090621yano

 

 

 

 セルフタイマーで撮ったので、ホワイトバランスが悪いままで白飛びしてしまったが、これがとりあえず2匹を持った写真。後はゴロタ石の壁。この写真を撮った時刻は7時半。余裕の表情が納竿間際を思わせる・・・とか(^^;

 

090621zentyouka

 

 片手間で引き釣りも少しした後の、当日の全釣果。
       ランクキスがある以上、ピンギスも梅肉大葉包み揚げの立派な食材になるのだ。
       でも、ランクキスのサイズが少し不安。実寸で26㎝を証明していただくことができるのか??

にほんブログ村 釣りブログ 投げ釣りへ
にほんブログ村

« アーカイブ釣行記14~兵庫県神戸市アジュール舞子 2009.6.3 | トップページ | アーカイブ釣行記16~高知県桂浜離岸堤 2009.8.21~13 »

アーカイブ釣行記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508444/60838931

この記事へのトラックバック一覧です: アーカイブ釣行記15~2009年全日本キス選手権 三重県紀北町小山浦 2009.6.21:

« アーカイブ釣行記14~兵庫県神戸市アジュール舞子 2009.6.3 | トップページ | アーカイブ釣行記16~高知県桂浜離岸堤 2009.8.21~13 »

フォト

カテゴリー

  • とんでもhappenな釣り
    釣りに行って遭遇した、様々なハプニングを書いています。
  • アーカイブ釣行記
    過去の釣行記事を復刻しました。
  • タックル・アイテム
    記事数が多くなったので、タックルやアイテムについての書き込みも整理してみることにしました。これはただ今作業中ですので、順次増やしていく予定です。
  • プチ釣行記
    個人での釣行記録です。遠征釣行も含みます。
  • 一応学校の先生です
    時折飛び出す、授業ネタ、吹奏楽ネタをまとめました。おはずかしいですが、これでも一応学校の先生、ってことで(^^)
  • 保存版
    私にとっては、とても大切な記録文だと思っています。お読みいただければうれしいです。
  • 家族のこと
    鼻の下を長くして、家族のことを書き綴っています(^^;
  • 活け魚陸送
    おいしい刺身を食べるには、生きたまま持ち帰るのが一番!! というわけで、様々な魚種を生きたまま持ち帰る、というテーマで書いています。
  • 西大阪サーフ月例会
    私が所属する、西大阪サーフの月例会を報告します。必ずしも私が参加出来るとは限りませんので、報告がない月もあるかもしれません。ご了承ください。
  • 食部門
    釣り部門よりも優先している、魚を食す部門です。さて、どんな料理が飛び出すか?!
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ