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2014年7月

アーカイブkakokiji 1 塩イワシ

~塩イワシ~

 

 マゴチ狙いになくてはならない塩イワシ。これは、イワシのままでは身が締まっていないので、塩で締めて身を硬くする方法だが、今ではもはや定番エサとなっている。最初に塩イワシを考えついた人は誰なのか、是非知りたいところである。何しろ、作るのは簡単、生きエサと違って扱いが楽だし、余って持ち帰っても冷凍保存もきく。こんな便利でしかも大物指向エサは他にはないと私は思う。マゴチに限らず、エソ、ヒラメ、カサゴ、クロダイ等、様々な魚が釣れるので、私は春~秋の釣りでは必ずクーラーに入れておくようにしている。ところが問題はイワシ自体の入手である。塩イワシに使うのはマイワシがベストなのであるが、最近このマイワシが手に入りにくくなっている。近海での不漁が原因だそうだが、近所のスーパーに行っても、思い通りのイワシが手に入ることはまれ。店頭に並んでいるのはラッキーな方で、並んでいてもサイズが大きすぎたり小さすぎたり、また、手ごろなサイズなのにわざわざ頭を落としてパック詰めしてあるものもある。大阪市内に住んでいれば黒門市場等に行けるのだが、衛星都市に住んでいる私には、そこまで行く暇がない。というか、近所のスーパーもなかなか覗く機会がないのだ。

 

 それで、最近では妻に頼んで、見かけたら買ってきてもらうようにしている。上に書いたように、塩で締めると冷凍保存がきくから、気がついたときに買っておいて塩イワシを作っておくことにしているのだ。まあ、妻は冷凍庫が塩イワシのパックだらけになって嫌がってはいるのだが。

 

 昨日帰宅すると、やはり妻が「売ってたよ。」と言って、3パックのイワシを見せてくれた。ところが、ウロコが残っているほど新鮮なのだがサイズが小さい。買ってきてもらって文句を言うわけにもいかないので、その中からサイズの大きめのものを選んで塩をし、残りの小さいものは、梅ショウガ煮にしてみることにした。そういえば、釣りの帰りに食堂に寄ると、必ずといって良いほどイワシのショウガ煮かアジフライを取っている自分がいる。今までエサを作ることばかりに気をとられていたが、人間のエサにすることを全く考えていなかった。好物なのに、今までなぜ作らなかったのだろう。そう思いながら、さっそくヤフーレシピからイワシの梅ショウガ煮を検索し、(ヤフーレシピは魚料理も豊富に載っていて、結構おいしいものが多いのでおすすめ。特に煮物はダシの作り方がむずかしいので。)作ってみた。一晩置いた方が味がしみておいしいと思い、出来上がった後落し蓋をしたまま置いておいたら、今日学校に持っていった弁当に、きっちりイワシが入っていた。ところが、これがまたおいちい。昼の疲れた身体が癒されるほどのおいしさ。弁当を食べながらなんだかとてもうれしくなっていた。そして、帰宅してそのことを妻に話すと、早速夕食にもお惣菜としてイワシが並んだ。ビールにもとても合い、妻にも好評。

 

 うん、今度から余ったイワシや腹が割れて使えそうにないイワシは、ショウガ煮にして食べることにしよう。イワシもっと買ってきて~~~

 

 

~フルスイングしても飛ばない塩イワシ~

 

 今日学校から帰るなり、妻に「冷蔵庫のイワシ、どうするん?」と言われた。しまった。この日曜日に塩イワシを作って冷蔵庫に保管しているのを忘れていた! もしかして、腐っているかも? なんて思って早速冷蔵庫を開け、おそるおそるイワシが入ったタッパーを開けてみた。すると、腐るどころか塩でしっかり締まっていて、なかなか良い感じにできているではないか。それで、一旦イワシを開けたタッパーのフタの上に置いて、水抜き用のキッチンペーパーを取り除き、あたらしく新聞を敷いてイワシを並べなおし、今度は冷凍庫にしまった。これで完了。とりあえずほっとする。

 

 実は今月末の日曜日に行われる月例会併用の大阪協会秋季大会に参加するためのエサを作っていたのだが、今まで塩イワシを作って5日も冷蔵室で置いた試しがなかった。普段なら、水抜き(塩締め)を1昼夜で完了させて、冷凍庫に移動するのだが、そうして作った塩イワシよりもよりしっかりした塩イワシができた気がして、なんとなくうれしい。結果オーライというところかな。

 

 よく、塩イワシを作ってジップロック?形式の袋に保管する方がおられるが、私は必ずタッパーに入れて保管する。ジップロックに入れておくと、なんとなく水っぽくなってしまい、締まった塩イワシができない。つまり、遠投のきかないイワシになってしまう。塩イワシのような重いエサをつけるのだから、遠投といってもしれているが、せめてフルスイングして、できるだけ遠くに飛ばしたいのいうのは投げ釣りマンの心情。その願いをかなえるためにも、塩イワシはできるだけタッパーで大切に保管してほしい。

 

 では、私の作り方。お皿に塩をバサッと入れて、買ってきたイワシをから揚げ粉をまぶすように塩をまぶす。そのイワシを、キッチンペーパーを3重くらいに敷いたタッパーに、丁寧に頭、尾が交互になるように並べていく。一段目が一杯になったら、さらにキッチンペーパーを敷いてそこにまたイワシを並べる。こうして作ったイワシを、1昼夜冷蔵室にて保管する。冷凍室ではなく、冷蔵室なので、くれぐれも間違わないように。冒頭に書いたように、こうして作ったイワシは2~3日たっても痛まないので、締まり具合のお好みに応じて保管日数を変えると良い。こうして締まったイワシは、一旦タッパーから取り出し、今度は新聞紙をタッパーの大きさに切ったものを3~4枚底に敷いて、再びイワシを並べる。さらに上に新聞紙を敷いてイワシを並べておく。一杯になったらフタをして、今度は冷凍室で保管。

 

 こうして作ったイワシは、釣り場で解凍されるが、その時点でもし余っても、持ち帰って冷凍室に入れておけばまた使える。塩をしっかりしてあるから保存がきくようだ。

 

 塩イワシの飲ませ仕掛けは伊勢尼15号の三連バリが基本。1本目を目玉に刺し、後の2本は交互に中骨をすくうように刺して針先を出しておけば、フルスイングしても飛ぶことはない。皆さんも一度お試しを・・・・・

 

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~最近の塩イワシ~

 

小アジの飲ませをしない前提で遠征に出発する場合、虫エサだけでは心もとないということで、大抵の場合塩イワシを持参するのだが・・・・

 

 ここ1週間ほど、近所のスーパーとか鮮魚店などを暇があるたびに捜索していたが、なかなか納得のイワシが見つからない。鮮度が良くてもサイズが大きかったり、サイズが良くても、腹が割れていたり。ここにはあるやろ~と思って行った店に置いていなかったり・・・・

 

 ところが最近では、だからと言って心配する必要は全くない。釣具屋さんで冷凍イワシを販売しているからだ。急な出撃とか、スーパー検索が面倒な場合は、大抵釣具屋さんの冷凍イワシで済ませている。今回も初めからこれにしとけば良かった(^^;

 

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 これがその冷凍イワシ。どなたも見たことが・・・・?

 

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 封を開けて、冷凍のまま塩をぶっかけて・・・・

 

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 袋に戻して、半解凍の状態にすると・・・・

 

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 手頃な塩イワシの出来上がり。このタッパーには、イワシが約40匹在住(^^)

 

 さて、40匹のイワシで、何が何匹釣れるのか? 楽しみ~

 

 

~台風の日に塩イワシ作り~

 

 午前中はそう大したこともなかったのですが、昼頃から大荒れの天気になってしまいました。もっとも、一番大荒れの時間帯は、久々の銀玉遊技場(1パチ)にいたもので、荒れの具合はよくわからなかったですが(^^;

 

 今日は、昨日のうちに買っておいたイワシに塩をする作業をしました。どのみち狙いのメインはエソになるとは思うのですが(^^; 特別大物号数500号まであと10号の今となっては季節柄エソに頼らざるを得ないと思っていますので、釣行予定はないにしても塩イワシのストックは作っておくべきだと思いました。では、今日の塩イワシ作りから・・・・

 

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まずは、広浅タッパーにキッチンペーパーを敷いて・・・・

 

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 塩をまぶしたイワシを・・・・

 

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 丁寧に並べていき・・・・

 

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一段目が一杯になったら新聞紙を適当に切ったものを敷いて・・・・

 

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さらに並べること3段。タッパーはもう一杯です。

 

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最後に新聞を敷いて・・・・

 

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フタをして完成。イワシは3段に入れているので今はパンパンに膨らんでいますが、明日になれば水分が抜けて普通のフタの締まり方になります。

 

 イワシの数、約50匹。半日の釣行分といったところでしょうか。

 

 今度の週末3連休は、学校のクラブ、息子の運動会、甥っ子の結婚式と、全く釣りに絡めず終わってしまいそうですので(>_<)今のところ釣行予定はなしです。もしかすると、10月は下旬の月例会のみになるかも?

 

だから秋は嫌いなんだ~~~!! (泣)

 

 

~台風の日に作った塩イワシその後~

 

今日は、タッパーで塩締めしておいたイワシの手入れをしました。

 

 昨日の塩締めしたイワシは、丸一昼夜野菜室に寝かせておきました。

 

 塩で締めるエサ(塩マムシも含めて)を作るときのコツですが、とりあえず塩で締めたエサから出た水気の処理でしょうね。マムシは締めた際にでた水気をそのままにしておくと、間違いなくこげ茶っぽく変色してしまいます。コガネムシもそうですね。イワシは変色することはありませんが、水気をそのままにしておくと、折角締めているのに結局釣り場でベチャッとしたイワシを使わなければならないことになります。イワシの仕上がり具合を一言で言うと、しっとりしつつパリッとしている、とでも言いましょうか、身はしっかり締まりつつも、干物のようにパサパサにしてしまわないのがコツです。私の塩イワシの作り方は正解かどうかはわかりませんが、フルスイング(私レベルで(^^; )しても身切れはしないし、エソやマゴチ、ヒラメまで釣れているのですから、そう方向性は誤っていないと思います。と言うか、信じてます(^^)

 

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 昨日塩で締めたイワシを入れたタッパーを開けたところです。

 

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 これが、「しっとりパリッ」のイワシです。

 

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 漬け汁が出来ているのがおわかりでしょうか。この水分はすべてイワシから出たものです。このイワシ自ら出した漬け汁のおかげで、イワシは身の中までしっかりと締まります。この汁はこのままにしておくのは良くないですが、冷凍する際はこの汁をふき取らずにそのままにしておくのがコツです。そうすることによって、解凍した際にしっとりとしたイワシが使えます。

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 一旦タッパーからイワシを取り出してタッパーを洗い、新しいキッチンペーパーを敷いて再びイワシを並べていきます。もちろん、イワシについた水分はそのままです。

 

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 昨日はイワシで窮屈なタッパーでしたが、今日は水分が抜けたおかげですっきりと入っています。

 

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 ふたをしても、昨日は輪ゴムでとめておかなければなりませんでしたが、今日はすんなりフタが締まりました。

 

 こんな塩イワシ入りタッパーを、暇なときに2~3個作っておきます。タッパーは薄いものを使用しているので、冷凍庫の場所もそんなにとることはありません。(と言っているのは自分だけで・・・・(^^; )

 

 ちなみにイワシの数を数えると、48匹ありました(^^)

 

 さあ、ようやく出来ました、エソのエサ(笑)

アーカイブ釣行記10~三重県熊野市 2009.1.17

~カワハギとの知恵くらべ~

 初釣り遠征に続き、今回は今年2回目の釣り。先日の新年総会の折に、クラブの元会長の萩山氏と、昨年の1月に一緒に熊野へカワハギを狙いに行った話で盛り上がった。昨年1月のカワハギ狙いでは、私の方が好調で萩山氏は不調であったが、昨年のその釣りを萩山氏もずっと考えていたらしく、すでに仕掛け作りや作戦を綿密に立てられているとのこと。すでに釣行することを前提としたその計画に、私は手拍子で、「じゃ、行きましょう。」と誘わせてもらった。

 私も萩山氏もカワハギ釣りが大好き。カレイ釣りをする方ならおそらく同じ気持ちを持たれていると思うが、カレイはたとえサイズが小さくても、冬の寒い時期の釣りで1匹でもその顔を見られるとホットな気持ちになれる。カワハギも似たようなところがあり、サイズが小さくても、あの独特のアタリと掛かった後の段引きのような締め込みに思わず興奮する。そして何よりも、今の時期のカワハギは肝が肥大し、しかもとてもおいしくて、持ち帰っても家族に喜ばれること間違いなし、そんな獲物なのだ。

 全日本サーフのルールの中で話をするなら、私はカワハギのA、B、Cランク、つまり35センチ未満のランクはすべて釣り上げている。大物号数を伸ばすには、35センチ以上を釣らなければならない。三重県の紀東でも、場所によってはそういった35センチ以上の大判を狙えるところもあるらしいが、私がよく行く磯では、30センチオーバーならまだ狙えるとしても、35センチ以上は至難の業。それがわかっていても、カワハギ釣りにはこの時期どうしても行きたくなるのだ。ことカワハギに関しては食部門優先で行く。
 んー、また前置きが長い?・・・・・・・(^^:

 16日の夜9時に岸和田市にある萩山氏の自宅へ迎えに行く。この時期の熊野までのコースは、天候によっては国道169号線の紀伊半島縦断コースは雪や凍結の問題があって難しく、今日も一応串本回りのコースも考慮に入れたが、ここ数日天候が安定していて凍結等はないのでは?との予想のもと、最悪引き返して東吉野村から名阪国道に抜けて松坂へ迂回するルートも想定しながら169号線コースを選択。恐る恐る大台ケ原近辺にさしかかったが、先日の残雪は残るものの通過には何の問題もなかった。このコースを通るには、数日間の天候を見て決める必要がありそうだ。そんなわけで、午後11時30分頃、無事熊野の渡船乗り場に到着。小宴会をした後、車中で仮眠。

 翌17日午前5時過ぎに起床。渡船の出船は午前6時なので、ゆっくり洗顔し、コーヒーを飲んだりして準備にかかる。

 午前6時半頃、目的の磯に渡礁。まだあたりは薄暗く、ヘッドライトが恋しいところだが、どちらにしてもカワハギは夜が明けて明るくなってからが勝負。なので、ゆっくりと準備にかかる。天候は晴れ、風は岸方向からゆるやかに吹いていて、釣りをするには追い風。どうやらコンディションは絶好のようだ。萩山氏と、「今日は釣れそうですね。」なんて話しながら、午前7時頃第1投。今日の仕掛けは、置き竿用がアミカゴテンビン仕掛け、引き釣り用がお気に入りのキャスティズムでノーマルなテンビン仕掛けを使用。

 エサ取りが結構いるようで、1投目からトラギスが釣れたり、エサがなくなっていたり。こんな場合、アミカゴ仕掛けは不利かもしれないが、とにかくカワハギを寄せなければ話にならないので、根気よく手返しを続ける。7時半頃、ようやく私に1匹目が釣れるが、サイズは20センチほどでやや不満。だが、カワハギの活性が上がってきた様子で期待はふくらんでいく。

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 8時過ぎに、ようやくランクサイズが私に来た。20センチクラスとのダブル。この日は、いつもよりもエサ取りが激しく、しばらく置き竿を放っておいたらアタリは出なくなる。まだ少し水温が高めなのか?(船頭は水温16~7℃と言っていた。)このカワハギも、糸フケを取った瞬間にアタリがあり、この時点ですでに置き竿不利のサインは出ていたようだ。

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 目的の肝はそこそこ。まだ少し時期が早いのかもしれない。だが、サイズは27センチオーバーで、まずまずの納得サイズ。

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 9時前に、萩山氏がようやくランクサイズゲット。仕掛けに注目。アミカゴに詰めてあるのは、なんと缶詰のアサリ。カワハギがいなければアミカゴから出ずにそのまま上がってくるが、カワハギがいればつつくようで、なくなって上がってくることが多かった。このカワハギも、竿を置いて糸フケを取った瞬間にアタリがあった。

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 萩山氏のカワハギは29センチはありそう。余裕のBランクサイズ。

 そんなわけで、今日の写真はこれでおしまい。え?もう釣れなかったって? いえいえ、萩山氏はランクサイズこそ来なかったが、23~4センチのそこそこサイズを合計7匹ほどゲットした。私は? 何度かアタリをもらったが、うまく合わせられずにあのランクサイズが釣れたっきり。それどころか、初めはエサがなくなるのはエサ取りのせいかと思っていたのが、エサの取られ方がどうもカワハギっぽくて、今までカワハギは必ずアタリが出るものと思っていたのにカルチャーショックを受けたほど。キタマクラやフグもほとんど釣れなかったので、どうやら小型のカワハギがたくさんいる様子。しかも、満潮過ぎの午前10時以降は萩山氏にもほとんどアタリは出なくなり、下げでアタリが多かった今までのパターンとも違っていて、このことも少しとまどってしまった。二人ともランクサイズは1匹ずつ釣れたが、少し消化不良のまま午後2時の渡船で帰路についた。今日は、カワハギとの知恵比べに負けたかも? いやいや、ランクが釣れたのだから引き分けくらいか。ま、とりあえず、今日はこれくらいにしといたろ(^^;

アーカイブコラム集1 穂先に蛍光塗料を塗るススメ

 よくカレイ釣りなどをしていると、同じ竿にばかりアタリが来ることがある。その竿を投げているポイントが魚の寄り場に集中している場合もあるが、全く違う方向に投げているのにまたその竿にアタッたなどという経験をお持ちの方もおられると思う。私は、竿にはその日の「ツキ竿」というのがあって、不思議なことだがその竿に集中的にアタリがきてしまうのではないかと思っている。また、長年を通しての「ツキ竿」なるものを所有しておられる方も多いだろう。ところが、私たち投げ釣りマンは、全く同じ銘柄の竿を数本所有する場合が多いので、その「ツキ竿」がどれだかわからなくなる場合もある。そこで、それらの竿を区別する方法を考えておくべきなのだが、どうせならその目的ばかりではなく、副産物的な目的もあった方が良いと思い、竿先に蛍光塗料を塗ることを思いついた。竿先にテープを巻いたり、私と同じように蛍光塗料を塗っておられる方は多いと思うが、私の場合の主目的は竿を区別するためのもの。そして、遠くから見ていてもアタリが取れることも、とりあえずの目的にしている。

 さて私の場合は、前にもこのコラム集で紹介させていただいたが、ホログラムシートを下巻きして、その上に糸を巻き、蛍光塗料、ポリウレタン塗料を塗る方法を採用している。ようするに、並み継ぎの竿にガイドを取り付ける要領とほとんど同じで、糸に蛍光塗料を塗る部分だけが違っているのだ。

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まずはホログラムシートを適当な大きさにカットして、蛍光塗料を塗りたい部分に巻く。位置はガイド部の下が基本。ガイドの通りやすさを重視した結果。

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シートの上から糸をきっちりと巻く。適当に巻くと、ガイドが通らないなどのトラブルの原因となる。糸の色は、赤、オレンジ系は同色のもの、黄色、黄緑系は、白の糸を巻くと発色が良い。

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蛍光塗料を塗る。最近はマニキュアタイプのものが発売されており、便利になった。あまり厚く塗らずに、糸にしみこませる感覚でよい。

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ポリウレタン塗料を塗る。ガイドを取り付けるときに用いる2液式のものが丈夫でよい。これも厚く塗らずにできるだけ薄めに。目安はフィニッシングモーターを使わなくても垂れない程度。

 なお、竿先の蛍光塗料を塗るポジションを間違えると、遊動ガイドが通らなくなるので注意。理想的なポジションは、遊動ガイドが固定されるすぐ下の部分。ここなら、ガイドが通らない心配はしなくてもよい。あと気を付けるのは、穂先ライトを取り付けるポジションを空けておくこと。

 蛍光塗料は、オレンジ、赤、黄、緑の順に見えやすい。ただし、日の当たり方によってはそうとも限らないので、私は4本竿の場合はこの4色すべてを塗って区別することにしている。ポリウレタンで処理しておくと、当てて傷でもいれない限り、数年はもつ。ヒビが入ったり、剥がれたりしたときは、もう一度塗り直せばよい。
 さあ、これで「ツキ竿」を見逃すこともなくなったし、色分けした竿でバンバン大物を釣り上げてほしい。

アーカイブ釣行記9~愛媛県宇和島市嘉島その2 2009.1.5

~宇和島初釣り遠征 後編~

 さて1月5日。今日はエソ、ヒラメで有名な戸島に渡って、翌6日朝まで野宿覚悟の釣りの予定。28時間耐久バトルの始まり始まり~(^^;

 今日は朝の時合いが釣りたかったので、定期船で島に渡らずに渡船で渡ることに。三浦半島にある矢ヶ浜という集落に渡船乗り場があるが、この集落は「ぶぶしの瀬戸」という狭い海峡を挟んで、戸島が目と鼻の先にある場所。6時に渡船に乗船する予約を取ってあるので、少し前に矢ヶ浜に到着するように宿を出た。矢ヶ浜は宇和島市内から約30分の距離。半島の山道を通るので、結構時間がかかった。そして、予定通り6時前に乗り場に到着。さっそく渡船が来たので乗船。今日は野宿の予定なので、テントやらシュラフやら、食料品など荷物が大量。それらの荷物を二人で手渡しで持ち込み、釣り人はたったの二人なのに荷物満載で今日の第1ポイントへ。(ポイント名は私自身はっきりと覚えておらず、反省しているが、とりあえずナンバーで区別していくことにする。)

 今日最初のポイントは、年末にkisu356さんがお仲間の方とエソを爆釣された場所。しかも、そのときは60センチ級も出たということで、俄然テンションてっぺん状態で釣具をセット。(もちろん、年末に行かれたときは、ヒラメ狙いで釣行されている。) とりあえずはエサの確保ということでアジのサビキ釣り。年末の釣行の際にはアジのサイズが15~18センチと大きかったそうだが、今日は釣りエサに手頃な15センチ弱サイズが入れ食い状態に。明るくなった頃には二人ともアジを20匹以上は確保できていたので、早速本命の飲ませ釣り開始。おそらく釣り始めからエソのアタリが頻発するという予想だったので、ここでの釣りはとりあえず午前9時までの予定ということで、真剣に打ち返す。ところが、待てど暮らせどアタリがない。kisu356さんもしきりに首をかしげておられる。ただ、そのときと違って、今日は長潮の干底からの釣りなのでアタリが少ないのかも?などと話していると、kisu356さんのリールのドラグがジャー!! ところがすっぽ抜け。またまた首をかしげながら釣っていると、またしてもkisu356さんのリールのドラグがジャー!! 今度はしっかりと食わせて掛けることができた様子。取り込みを見ていると・・・・

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オレに釣れてもしゃーないねんなあ、なんて言いながら、余裕のDランク50センチオーバーのエソ。私はまだこの時点では気持ちに余裕があったので、焦りはなかった(^^:

 そのうち私にも来るだろうと思っていたが、意に反して私には全く来ず・・・・ ヤケクソで波止の付け根方向に投げていたら根ガカリ。付け根方向は根が荒い様子。それでも、根気よく投げ続けて、25センチほどのガシラを取り込んだ。だが、私には結局この釣り場では、このガシラ1匹のみに終わった。kisu356さんも、もう一度アタリはあったものの、このエソ1匹だけしか釣れなかった。それで、予定通り、9時過ぎに場所移動。場所移動は、荷物が多いから一苦労。特に、一旦釣ってしまった活けアジのバッカンが重いのなんの。これだけで腰を痛めてしまいそうな、そんな重さ。で、次の第2ポイントは、kisu356さんが以前から狙っていたというポイントで釣り開始。ところが、このポイントは沖向きにイカダが設置してあり、そのロープのせいか、途中で掛かる掛かる。おまけに、釣れる魚はと言えば・・・・・

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ザブトンサイズを余裕でクリアのアカエイ。取り込みにかなりの時間を要した。おっと、釣ったのはkisu356さん(^^;

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私には、今回の釣行で最長寸のマトウダイ。40センチオーバー。でも、対象魚ではないので、顔は複雑・・・・投げ釣りの飲ませ釣りで、こんなサイズのマトウダイが釣れる、しかも食べておいしいお魚。全日本サーフの対象魚に新規加入も検討して良いのではないでしょうか。

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やけくそでこんな写真。口がよく伸びること。しかもでかいのだ.アジなんて、丸呑み!!

 昼頃には風が強くなりだし、ロープに掛かって仕掛けの消耗も激しいということで、第3ポイントに移動することを決意。その第3ポイントの波止の先端に釣り座を設置したときには、北西の風がかなり強くなりだしていた。今日嘉島に行っても、釣りにならなかったでしょうね、なんて話しながら、釣りができる環境にいられるだけでもありがたいと思い直す。ところがやはりアタリなし・・・・ そういえば昼食をまだとっていなかったことを二人で思い出し、荷物のある場所に戻って昼食をとることに。食後、コーヒーも沸かしてkisu356さん持参の果物の缶詰で余裕のデザートタイム。こんなことを余裕でできるのも、前日の釣果があるからこそ・・・・昨日の釣果に感謝。

 昼食休憩をとって気持ちに余裕が出てきたせいか、釣り座に戻ってしばらくするとようやく待望のアタリ。ドラグがジャー!! そして、つ、ついに・・・・

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顔は暗いが、実はうれしいというよりもほっとしていたのです。今回の釣行では、エソの50センチオーバー、Dランクを2匹釣って終了することが目的であったので、昨日の50センチオーバーも含めてようやく2匹の50センチオーバーエソを仕留めることができてほっとしました。

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実寸55センチオーバーの堂々たるサイズ。こんな種類のこんなサイズを釣りにわざわざ戸島まで来るなんて、全日本サーフはなんて因果で面白い団体なのでしょう(~o~)

 では、これ以降はまた少しの間写真集でも・・・・

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kisu356さんがAランクのカワハギ。サイズには不満が残るが、今回の釣行で、ランクカワハギは初なので、釣れた私も少しほっとしました。kisu356さんはこの他にもランク未満のカワハギを夕方にかけて数枚釣られました。

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私にはなんと、Sランク(?)のウミヘビ!! 私の身長は171センチ。このウミヘビは190センチ。顔つきも本州のものとは違ってて、鼻先がとんがり、少し変わった顔をしていました。あまりにも大物だったので、思わず記念撮影(^^; 

※ 魚類図鑑で調べたところ、ダイナンウミヘビという名前であることがわかりました。最大で2mを越えるそうです。そう考えると、こいつは最大級に近い? 
       関西で普通に釣れるウミヘビは、ホタテウミヘビというのだそうです。

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もちろん、竜宮城へお帰りいただきました(^^;

この日は結局、私があと1匹、kisu356さんも数匹のエソを仕留めて終了。kisu356さんが考えておられた、屋根付きの休憩場所へ移動して一旦休憩。少し早い目に夕食をとった。夜の8時頃から、本日の第1ポイントにて、活けアジの電気ウキ釣り。狙いはなんとヒラスズキ。とある情報筋から、この第1ポイントではヒラスズキが回ってくると教えてもらったそうだ。ところが、この時期、この時間帯に、活けアジを使って電気ウキ釣りをすると、こいつがかかって来るのは目に見えていた。

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胴長30センチほどのアオリイカ。kisu356さんにとって、人生初のアオリイカだそうだ。kisu356さんにも人生初があるんだ・・・そう思っていると、「もう1匹釣れたらふぐたろうさんにもあげますわ。」
      私には釣れないということか・・・・・ガクッ。

 結局ヒラスズキは、姿を1度だけ確認しただけで釣れず。午後11時前に休憩場所に戻り、シュラフにもぐって就寝。夜中は寒かったけど、結構快適に眠ることができた。

 さて、最終日。迎えの渡船が午前8時半ということで5時に起床、6時から8時まで釣ることに。今回のポイントは第4ポイント。以前kisu356さんが、大型アマダイらしき魚をロープに引っ掛けてばらした、そんなポイントである。だが結局、私にドラグを鳴らす大アタリが2回あったものの、いずれもロープかカケアガリに食われて取り込めず、小さいアタリを最後にとって小型のイラ。kisu356さんには小型のマダイが釣れたところで、今回の釣りを終了。渡船に乗船して矢ヶ浜に戻り、朝食、氷買い足しの後高速道路をひた走る。午後4時前に神戸のkisu356さん宅へ、午後5時には大阪へ戻ることができた。初日にたくさんランク物を釣ることができたので、2日目、3日目が少々物足りなかったが、それでも釣り自体は大変面白く、kisu356さんとまじめな話やバカ話などをたくさんして、楽しい時間を過ごすことができた。それに、私の目的としている50センチオーバーのエソ、それにアマダイも釣ることができて、ほぼ目的達成。今回この目的を達成するためにkisu356さんには本当にご尽力いただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

 それでは最後に、締めくくりの写真集をば・・・

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二人の釣果。右がkisu356さんのもの、左が私のもの。もちろん、サイズの小さなエソは放流してきたので、実際はもっと釣果は多い。冬場の釣りでこれだけの釣果があれば満足と言えるのではないだろうか。

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戸島を後にし、矢ヶ浜へ戻る。まだまだ夢が一杯の戸島。必ずまた来ます。今度はヒラメでも仕留めてみますか(^^)p

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戸島からみた夜明けの風景。向こう岸は四国です。












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