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事故の記録3

救急車が間もなく到着しました。警察官も救急隊員の方もしきりに「これは大きな事故や!!」と言っています。

「おたくの身元を証明するものはどこかにない?」

そう言われて、後ろにリュックを背負っていたことを思いだしました。右手の付け根にリュックの肩紐の感触が感じられます。それで私はいいました。

「背中にリュックが…。」

ストレッチャーを救急車から運び出すも、どこからどう手をつけていいのやら、かなり苦慮されたと思います。どんな風に触られても、とにかく私は「痛い、痛い」を繰り返すだけなのですから。で、何とかしてストレッチャーに乗せられて、そこで初めてバイクのヘルメットをはずしてくれました。「お兄さん、悪いけど服破らせてもらうよ。」そう言ってハサミで上着、ズボン、そしてパンツに至るまで切り取られ、その状態で救急車に乗せられました。ほんの少しの振動が激痛に直結です。

「お名前と生年月日を教えて。」

私は結構ハキハキと答えたつもりです。ああして怪我人の意識がはっきりしているかどうか、きっと確かめているのだと思いました。

「とにかく、中河内の救命救急やな、」

救急隊員の一人がそう言い、無線で連絡をとっています。もう一人の隊員は酸素吸入と血圧測定。救急車の中は慌ただしいです。そりゃ、一人の人命がかかっているのですから、当然と言えばそれまでですが。

やがて救急車が動きだし、隊員に言われました。

「矢野さん、今回の事故は大きいから、とりあえず中河内の救命救急センターに搬送するよ。」

「すみません、家内に連絡をとって欲しいのですが。」

「ご自宅とは連絡が取れたよ。すぐに来てくれるそうだから。」

それを聞いて、少し安心しました。でも、おそらく動揺して駆けつけるであろう妻が少し心配でかわいそうになってきます。

救急車の走る振動が身体に堪えつつ、私はひたすら目をつぶって歯を食いしばっていました。

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