« いつどこへ・・・? | トップページ | 総選挙・・・??? »

放射線研修会

 今日は、市の理科教育研究会主催の研修会がありました。テーマは、今急激にクローズアップされている、放射線。今年度からの教科書に、放射線の単元が加えられたために、教師側もある程度の知識を持ち合わせないといけないというわけです。

 教科書の進み方から言うと、放射線の発見者、歴史、そして基本的な仕組みという順に進むのですが、自分自身あまり深くかかわって学習したことがないだけに、説明を聞いてついていくのに必死です。講師は科学センター(仮称)の先生が務められましたが、説明が難しくて・・・(^^;

 では、今日習ったことを、ちょっと自分自身のためにおさらいしてみます。

 放射線には、α線、β線、γ線、中性子線、そして、X線などの種類があること。いずれも、広い意味で、電磁波の仲間に入れられる。

 α線は、紙程度で止めることができるが、β線は金属、γ線は鉛、中性子線にいたっては、鉛をも通り抜けるが、意外なことに水で止められるということ。

 ヒトの身体はほとんどが水分でできているので、上のことより外部被曝には比較的強いので、自然界の放射線程度なら耐えることができる。が、内部被曝だと場合によっては身体に及ぼすダメージは大きい。内部被曝=食物を媒介に体内に入る放射線による被曝のこと。

 放射性物質から出される特殊な電磁波が放射線、放射性物質が放射線を出す能力のことを、放射能という。

 ベクレルは、放射性物質から出される放射線の量を表す単位。原子1個が崩壊して放射線を出すと、1ベクレルという。グレイは身体が受け取る放射線の線量を表す単位。特別な係数を掛け合わせると、シーベルト、という単位になる。つまり、ベクレルは出す側、シーベルトは受け取る側の数値を表す。

 自然界には自然放射線が常に飛び交っていて、ヒトを含めた生物は、日々それを身体に受けて生活している。

 そして、様々な物質を利用して、線量を測定する実習。もちろん、「物質」は安全なものを使っています。

Dsc_0059

 様々な線量計が科学センターから教材用に貸し出されるようです。様々な物質にこの器具を向けてスイッチを入れると、1分ほど経過すると正確な放射線量が測定できます。

 次に、実際に放射線が飛び交う様子を肉眼で観察できる、「霧箱」の実験を行いました。やろうと思えば、自宅でも不可能ではありません。

1 底に黒い紙を貼り付けた透明の容器に、エタノールを少し入れる。

2 ドライアイスを下に敷きつめて、エタノールを入れた器を乗せ、ラップでフタをする。

3 十分冷えてきたら、器の外からエタノールの水面あたりを電灯で照らす。エタノールが気化するかしないか、の部分で、放射線が観察できるとのこと。実際にセッティングをセンターの方にしていただいて、電灯を当ててみました。すると・・・・

Dsc_0062

 写真ではわかりにくいかもですが、白い煙のような筋が見えるでしょう?これは、放射線が通過した痕跡なのです。放射線自身は瞬間的に飛ぶので見えませんが、通過した痕跡は、あたかも砂ぼこりを立てて車が走り去るかのように見ることができます。自然界にはこれだけの放射線が飛び交っているという事実が確認できたわけです。ちなみに、下の白いトレイには、砕いたドライアイスが敷き詰めてあります。

 私自身も勉強不足で、この程度の文章しか書けませんが、今は教科書に載る、載らない以前に私達自身が勉強する必要があるような気がして、今日は考えさせられる研修会となりました。

 放射能=怖い、原子力発電=反対、と闇雲に唱える前に、まずはしっかりと科学的な知識を身につける必要があるようです。事実、レントゲン写真に使われるX線のように、実際に生活の中で役立っている放射線もあるわけですから。私はまずは、冷静に科学的事実を客観的に勉強していこうと思っています。

にほんブログ村 釣りブログ 投げ釣りへ

 北斗サーフでは、常時、新規会員を募集しています。私たちと一緒に投げ釣りを楽しみませんか? 連絡をお待ちしています。

北斗サーフキャスティングクラブ公式サイト http://hokutosurf087.la.coocan.jp/

« いつどこへ・・・? | トップページ | 総選挙・・・??? »

一応学校の先生です」カテゴリの記事

コメント

最初にお断りしますが、私は無党派です。
それで、原子力発電所再稼働問題について・・・(AKB総選挙ネタにはコメントは控えて置いて・・(^_^;))
一番国民が納得しないのは、電力政策に関する明確な方針が示されないことでしょう。
先日、偉い先生方が集まられて、原子力発電所の何年か後の発電比率を想定して結論を・・と言うような検討をされていると言うニュースが流れておりました。
日本人お得意の、検討に検討を重ね、最終的に政治決断を・・・と絶対にどこからも刺されない石橋叩いてと言う政治姿勢。(政権が変わろうとやり方同じ)
一方ドイツ。
早々と30年後には原子力発電所を全廃する方針が昨年から出ています。
明確な道筋すなわち、工程表が示された上で、今は暫定的に動かすのだと言うことを言わないからみんな納得できない。
事実上容認などと言うお粗末な話ではなくてね。
ま、私は、大阪府や大阪市の選挙権は持ってませんが(^_^;)
単身赴任中ながら、電力逼迫の兵庫県の選挙権を持っている身としては、次回選挙ではそこを明確に説明できる人に一票かな。
国が補助金つけて、法律で決めて進めれば、代替エネルギ-は絶対に確保できます。時間はかかるけど。
消費税議論より、そっちを先に進めてくれんかなぁ・・・
太陽光、風力、潮力、地熱etcと種々真剣にやれば、産業のすそ野も原発よりは広いので、経済効果もバツグンだと思います。
こういうパワーエレクトロニクス、強いのはドイツ、欧州勢と日本なんですよね。

研修、お疲れさまでした。
我々日本人は、これから何十年、何百年も放射能と付き合う事になった以上、正しい知識が必要になりますね。

放射線の実験、興味深いです。
あんなのが体に悪さするわけなのですね。少しだけ実感出来たような気がします。

しかし、放射線の単位って、解り辛いです。専門的過ぎます。
通常、自然界から受ける放射線との比較で指数化出来ないモノでしょうかね。

>Tsuchy@東京 さん
ドイツでは、原子力全廃でトラブっているようですが、
どうなんでしょうか。
問題は、代替エネルギーにチェンジしていく過程の
電力を、どう確保していくかですよね。
近頃の政治家は、優柔不断な方が多くて、
全くあてになりませんね。

>mazeさん
お久しぶりです。
一応、シーベルトという単位は、自然界からの自然放射線との
比較はできるようになっているようです。が、
シーベルトという人名を単位に使っていること自体、実感できない
のが欠点と言えますね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508444/54896524

この記事へのトラックバック一覧です: 放射線研修会:

« いつどこへ・・・? | トップページ | 総選挙・・・??? »

カテゴリー

  • とんでもhappenな釣り
    釣りに行って遭遇した、様々なハプニングを書いています。
  • アーカイブ釣行記
    過去の釣行記事を復刻しました。
  • タックル・アイテム
    記事数が多くなったので、タックルやアイテムについての書き込みも整理してみることにしました。これはただ今作業中ですので、順次増やしていく予定です。
  • プチ釣行記
    個人での釣行記録です。遠征釣行も含みます。
  • 一応学校の先生です
    時折飛び出す、授業ネタ、吹奏楽ネタをまとめました。おはずかしいですが、これでも一応学校の先生、ってことで(^^)
  • 事故の記録
    今となっては大切な、事故と入院生活の記録文。事故4周年を迎えて、新たにカテゴリーを設定しました。
  • 保存版
    私にとっては、とても大切な記録文だと思っています。お読みいただければうれしいです。
  • 家族のこと
    鼻の下を長くして、家族のことを書き綴っています(^^;
  • 活け魚陸送
    おいしい刺身を食べるには、生きたまま持ち帰るのが一番!! というわけで、様々な魚種を生きたまま持ち帰る、というテーマで書いています。
  • 西大阪サーフ月例会
    私が所属する、西大阪サーフの月例会を報告します。必ずしも私が参加出来るとは限りませんので、報告がない月もあるかもしれません。ご了承ください。
  • 食部門
    釣り部門よりも優先している、魚を食す部門です。さて、どんな料理が飛び出すか?!
2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
フォト
無料ブログはココログ