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小林正卓初代会長を偲ぶ

「私が北斗サーフに入会したのは、平成元年の5月。月刊誌「関西の釣り」の会員募集の広告を見て入会を決めた。決め手は、当時の小林会長がすぐご近所にお住まいであるということだった。電話で連絡をすると、早速自宅に仕事帰りの小林会長が駆けつけてくださった。入会希望の人からの連絡とはいえ、そうして早速に訪れてくださった小林会長に大変感激したのを覚えている。手続きやいろいろなことを丁寧に説明してくださり、申請する予定の魚拓等をたくさん見せてくださった。その時点で、私は小林会長の人柄に一目ぼれし、即入会を決めた。」

 上の文章は、2008年2月19日に、このブログに書いたものの抜粋である。

 今日は、小林氏の葬儀告別式に参列させていただいた。読経を聞く間、私はずっと上の文章の風景や、他の小林氏との思い出を思い出していた。その一場面一場面が、地味でぶっきら棒ではありながら、温かみがあって、しかもずしっと重みのある言葉が、ひとつひとつ思い出されていた。

 それでいて、例えば大物が釣れたときなど、子どものような満面の笑顔をほころばせて喜ぶところなど、純粋な心も持ち合わされた方だった。

 そんな小林氏のエピソードをひとつ・・・・

 あるとき、めずらしく小林氏は矢ノ川尻へコトヒキを狙いに一人で釣行された。夕方に釣り場に着いて早速竿を3本出し、釣り開始。すると、ほどなくしてアタリがあり、なんと釣れてきたのはAランクのシロギスであった。そのとき氏はものすごくうれしくて、そのシロギスが釣れてすぐに納竿して家路についたそうだ。コトヒキの時合いを待たずして、そのシロギスの魚拓を取るために、家路を急ぐ・・・・私にはとても考えられない。それだけ1匹の大物を大切に思われていたという証なのかも。

 ここ数年は体調をこわされて入退院を繰り返しておられたが、今年の正月過ぎに、ご挨拶にご自宅を訪問させていただくと、たまたま退院直後の氏とお会いすることができた。酸素チューブを鼻に入れて、ボンベを手にして応対してくださった。そのときの氏の一言。

「オレな、釣りに行きとうて、行きとうて、しゃーないねん。」

 明るく屈託のない笑顔で、そう私に言われた。

「元気になられたら、お供しますので、ご一緒しましょう。」

 そう声をかけて氏のご自宅を後にした。

 それが最後だった。

 「もう一人の親父」と慕った氏が、何の因果か私の父と同じ年に他界されてしまった。享年81歳。今は心よりご冥福をお祈りしますとしか言いようがない。

 氏が創設された我が北斗サーフ。そのお人柄に惚れて集った仲間が、一時最大26名。私もその中の一人として、もう人生の半分近くを北斗サーフとともに歩んできた。縁あって会長に就任したが、そんな小林氏の志を大切にして、これからも投げ釣りを通して仲間を作ることに貢献していきたい、今日は改めてそう思った。

 今年の9月、小林氏追悼月例会を小林氏とご縁のあった方も交えて開催する予定。

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 写真は、在りし日の小林氏(1列目左端)とともに写した集合写真。2008年8月24日、淀川尻にて。この日が、小林氏が参加された最後の月例会となった。

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