« 竿の硬さ | トップページ | 目からウロコ »

竿のグレード

 昨日(現在は1時20分であるので、正確には一昨日)、竿の話題を書かせていただいたが、今日はその続きを。

 私が現在使用しているメインロッドは、旧モデルのスピンパワー425BX-T。重り負荷は27~35号、自重430gである。このモデルのスピンは、AXとBXのグレードのみ穂先が2点ガイドになっていて短い。穂先が短い分、あとのパーツが長く作られていて、そのために仕舞寸法が長くなっている。このことはガイド位置にも影響があって、並み継ぎの5点式と同じ位置にガイドがくるというのが売り出し文句だったように思う。穂持ち(つまり穂先の下)の先が折れやすいというインプレッションを一時よく見たが、幸い私が所有する4本のスピンは、その症状が出たことがない。それで、この竿の特徴を一言で書くと、はっきり言ってよくわからない竿だ。これは決して悪い意味ではなく、BXなりの硬さだから一応硬いとは思うのだが、キャスターとしては非力なはずの私が振っても結構振り切れる。これは、405と425の違いからくるものではないかと思っているが、とにかく極端な先調子ではなく、一見硬そうであって、実は振り切るとブンと胴からしなやかに曲がってくれて、しかも振り切りにブレがなく、しっかり収束してくれるので、コントロールもつけやすい。自重は430gだから、BXのわりに軽い方ではないかと思っている。

 今でこそ4本所有しているが、この竿を手に入れるのには結構苦労した。まず、予算的に4本を一度にそろえる経済力は私にはなかったので、1本ずつ購入するしかなかった。しかも、店を回りに回って、大幅値引きの店を発見し、定価(59000円)の4割引きで1本ずつ足掛け2年の歳月をかけてようやく4本そろえたのだ。無理せずにプロサーフやサーフリーダーでもよかったと思うが、やはり振った感じがスピンは全く違っていて、一目ぼれをしてそろえていったというのが事実である。今はしっかりと手に馴染んでくれ、潮の速い釣り場、根の荒い釣り場、果てはコロダイ狙いまで、本当に幅広く活躍してくれている。今ではこの竿を購入したことを後悔はしていないし、廃盤になった今考えると、よく頑張ってそろえておいたことだと自分ではとても満足しているのだ。それなりに高かったが、購入する決心をしたときから、この竿は長く使うつもりであったし、あわよくば、ヘタな電化製品よりも長く使えればと思っている。

 さて、上の文章は、実は竿のメーカーさんに読んでほしくて書いたこと、皆さんには察していただけるだろうか。いつも言う通り、これはあくまでも私見であるが、今の新製品ははっきり言って、高い、硬い、使いにくいの3点につきると思う。しかもハイエンド機種に限って7点ガイドなんていう仕様になっているのも、おかしいとしか言いようがない。「トップキャスターの要望に応えて。」なんていうキャッチコピーをよく使っているが、どの「トップキャスター」のことを指すのか尋ねてみたい。投げ釣りをメインにしている人、もちろん、サーフに所属する人に限らずであるが、数本の竿を置き竿にするスタイルが、現在の投げ釣りの主流のように思うのだが、上記新製品を使うとすれば、細糸のPEラインを用いて、150mの超遠投を常に心がけ、3本前後の竿を置き竿にして釣るというコンセプトになってしまう。だが、こんなキャスターが一体全国に何人いるというのか。ハイエンドの竿を使用するのは、キスの引き釣りをする「トップキャスター」に限られるとでもいうのか。私にはとてもそんな竿を使う気になれないのだ。それで、そんな高級製品に拘った見返りのように、グレードを落とした竿をモデルチェンジしているが、私には本当にとってつけたような「充実」にしか見えない。現在のグレードを落とした「中級竿」とほぼ同価格で購入できた旧スピンが発売されていた頃がなつかしい。

 ここまで書いて言うのもなんだが、私はNewスピンのDX-Tを所有している。カワハギやキューセン、キスの引き釣り用に持っているのだが、置き竿ではとても使いにくい竿だ。上に書いた旧スピンのBX-Tの方が、よほど食い込みが良くて投げやすい竿なのだ。メーカーさんは、釣り人の要望が聞こえていない。一部の偏ったフィールドテスターにばかり声を聞くのではなく、もっとメーカー関係の方が積極的にフィールドに出て、釣り人の「本当の」要望を聞く耳を持ってほしい。そう思うのは、私だけだろうか。しょぼいDVDを出す前にすることはたくさんあるような気がするのだが・・・

« 竿の硬さ | トップページ | 目からウロコ »

コメント

旧のスピン425CXーTが使いすぎでかなり、やばい状なので新しい425-CXTも保有してますが多点ガイドの影響で、確かにパワーは有りそれなりに使えますが朝から使い始めて昼頃になると
疲れからかコントロールミスが増えてきます。旧のスピンBXーTでは余り無かった事なんですが。
大物200号以上の釣り人にアンケート取るなり
積極的に意見を聞けば理想の釣り竿が見えてくるはずです。今のフィールドキャスターはキスの数釣り
の名人さんですからこういう竿が出来るのでしょう。

おっしゃる通りだと思います。私たちはサーフ会員ですので、その領域内でのことしかわかりませんが、サーフ会員にアンケート調査をすることは、おそらく一般キャスターにも当てはまることだと思うので、ぜひアンケート調査をしてほしいです。今の機種構成が必ずしもキャスターの要望に応えたものではないということが、きっとわかると信じています。釣り人である以上、釣り道具はメーカーさんに頼らざるを得ないのは事実ですが、メーカーさんも釣り人あってのメーカーだと思います。お互いに納得いくような釣り道具を開発してほしいと切に願っているのですが。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508444/41230288

この記事へのトラックバック一覧です: 竿のグレード:

« 竿の硬さ | トップページ | 目からウロコ »

カテゴリー

  • とんでもhappenな釣り
    釣りに行って遭遇した、様々なハプニングを書いています。
  • アーカイブ釣行記
    過去の釣行記事を復刻しました。
  • タックル・アイテム
    記事数が多くなったので、タックルやアイテムについての書き込みも整理してみることにしました。これはただ今作業中ですので、順次増やしていく予定です。
  • プチ釣行記
    個人での釣行記録です。遠征釣行も含みます。
  • 一応学校の先生です
    時折飛び出す、授業ネタ、吹奏楽ネタをまとめました。おはずかしいですが、これでも一応学校の先生、ってことで(^^)
  • 事故の記録
    今となっては大切な、事故と入院生活の記録文。事故4周年を迎えて、新たにカテゴリーを設定しました。
  • 保存版
    私にとっては、とても大切な記録文だと思っています。お読みいただければうれしいです。
  • 家族のこと
    鼻の下を長くして、家族のことを書き綴っています(^^;
  • 活け魚陸送
    おいしい刺身を食べるには、生きたまま持ち帰るのが一番!! というわけで、様々な魚種を生きたまま持ち帰る、というテーマで書いています。
  • 西大阪サーフ月例会
    私が所属する、西大阪サーフの月例会を報告します。必ずしも私が参加出来るとは限りませんので、報告がない月もあるかもしれません。ご了承ください。
  • 食部門
    釣り部門よりも優先している、魚を食す部門です。さて、どんな料理が飛び出すか?!
2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
フォト
無料ブログはココログ