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とんでもhappenな釣り7~束釣り最高記録~

 昨日は中学校のまじめネタでまとめてしまったので、今日は「まじめに」釣りネタでいくことにする(笑) 私はサーフに入って以来、一度に大物を数釣り上げる、いわゆる「束釣り」というのをあまりしたことがない。その数少ない束釣りの中で最高数を記録した釣りのことを思い出して書いてみたい。

 1996年10月13日。その日は大阪協会の秋季大会の日であった。私は有光氏や清水氏など、今とあまり変わらないメンバーで岡山は下津井沖にニベを狙いに行くことにした。大阪協会の秋季大会は1年の行事の中で一番むずかしいと以前このブログに書いたことがある。何故なら、対象魚が「異種2匹」の長寸だからだ。つまり、岡山でニベを狙っても他の大物を釣らなければ審査に出せないしくみになっている。まあ、もともとそんなことはわかっていたのだが、秋の10月頃の下津井沖はその当時、ニベ狙いでにぎわっていた。それで、他の大物は釣れなくても、まあニベが釣れるのだからいいや、なんていう気持ちでメンバーと参加したのだ

 当日、深夜0時の渡船に乗り、一路島嶼部を目指した。その船には同じ狙いで多くの大阪協会の会員が乗船していた。私は上水島の精錬所跡と決めていたのだが、他のクラブの会員が同じポイントを狙っている可能性があるし、夕方からの通しの釣り客がいないとも限らないので、だめなら川鉄波止でもいいか、と思っていた。上水島の対岸、つまり本州側に位置する川鉄波止は、今は改修工事が始まっていて、釣りが禁止、または規制されている様子だが、当時はまったくフリーで、多くの釣り客を収容できる、大変キャパシティの大きな釣り場であった。だから、本命の上水島がだめでも釣り場は何とかなると思っていた。私以外の北斗のメンバーは、網代諸島や下水島など、私とは違うポイントに入ることを希望していたので、上水島がもし空いていれば私が一人で入るつもりだった。渡船は、各ポイントで我がクラブのメンバーや、他のクラブの人を次々に降ろしていく。そして上水島、川鉄へ。この時点で、まだたくさん釣り人が乗っている。それで、私は精錬所跡は半分あきらめていた。ところが、いざ上水島へ接岸してみると、下船したのはなんと私一人。そう、他の人は皆、川鉄波止へ向かう人たちだったのだ。精錬所跡の先端の一級ポイントに向かうと、釣り人は誰もいない。私はキツネにつままれたような気分で、絶好ポイントで道具をおろした。この広い精錬所跡で、釣り人は私一人。もしかして、釣れてないのか? でも、私が船を降りたとき、船長はしきりに、「他に降りる人はいないか。」と叫んでいた。釣れなくはないから、船長は叫んだ。船長とて、訳がわからなかったのだ。なぜこの絶好ポイントに人は降りないのか。だが、不思議に思ったのは私と船長の二人だけだったようだ。

 さて、大潮の当日は、午前1時過ぎに満潮を迎え、その後は夜明け過ぎに底を迎える絶好の潮だった。潮が速いことを予想し、とりあえず、当時愛竿だったツインパワーSF425BXを2本並べた。右へ急な潮。やはり2本竿でよかった。この潮では観音回りも2本が限界だった。2本の竿を順に投げ終わって、ちょっと一服・・・・・

 一服する間もなく、戦争が始まった。投げて流すと右に流れきったところで必ずアタリがあるのだ。巻き上げると30センチ以上のニベやシログチが必ずついていた。満潮の潮止まりで一旦アタリは止まったが、この時点で3匹のランクサイズを手にしていた。ランク以下はもちろん放流。まあ、下げに入って流れが変わり、アタリがなくなったら救命具を敷いて寝ればいいか。そんな余裕で下げを迎えた。ところが・・・・寝るなんて甘かった。下げ始めた途端に、上げ潮の時よりもすさまじくアタリまくる。投げてはアタリ、またアタリ。2本竿でよかったと再び思ったときには、20Lのクーラーは、氷以外の中身をすべて外に出し、ニベで満タンになっていた。やがて夜明け。最初に書いた、「異種」を達成するためには、釣りをやめるわけにはいかない。何故なら、いくら大漁でも、クーラーにはニベしか入っていないからだ。仕方なく夜が明けても釣りを続けたが、それでも35センチオーバーのシログチが釣れてきて、そのサイズをその後3匹ほど放流した。そして、午前7時過ぎにシログチのアタリがようやく止まり、それと時を同じくして、ようやく「異種」のマコガレイ22センチを釣って釣りを終了した。クーラーに入ったニベは、Dランク(50センチ以上)2匹、Cランク(45センチ以上)3匹、Bランク(40センチ以上)4匹、Aランク(35センチ以上)4匹の合計13匹。他にもシログチのランクを3匹放流したので、未公認記録は16匹となる。当時持っていた最大のクーラー(20L)は、フタを閉めるのも厄介なくらい、魚で満タンになった。最後に釣ったマコガレイは、フタに押されて次に開けたときには申し訳なさそうに、ペチャンコになっていた。

 その日の結果は、マコガレイのサイズが災いして、入賞はしたものの上位にはなれなかった。その点、川鉄波止は他魚種も狙えるから、「異種」である当日は川鉄波止に行く釣り人が多かったのだと思う。それでも、ランクを16枚釣ったこの日の釣行は、未だにランクの束釣り記録として私の記憶の中に深く刻まれている。それほど印象に残る釣りだった。

 現在では、岡山でもニベのアタリが遠いとされる。魚が減ったのか、それとも潮やなんらかの環境が変わったのか。たとえ一魚種しか釣れなくても、これだけ投げ釣りを堪能できる釣りを未だかつて経験したことがない。そんな岡山のニベ釣りが不調という便りを聞くにつれ、「温暖化」「環境問題」などといった言葉とともに、残念で悲しい気持ちにならざるを得ないのは、私だけではあるまい。

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