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魚にとりつかれてる?

 大学入学当時から、卒論は魚類に関するものと決めていた。

私は小さい頃からいろいろな生き物を飼ったり植物を育てたりすることで、生物が好きになった。その延長で魚釣りをするようになって、なお一層魚のことが好きになっていった。小学5年生のある日の授業中に、私はよりによって一番前の席で魚釣りの本を読んでいてひどく叱られたことがある。今から考えれば「勇気ある行動」だが、当然のように担任から家庭連絡をされているので、帰宅して母から追い討ちをかけるように思い切り叱られた。そのとき母に「あんたは魚にとりつかれてるんと違う?」と言われたことが今も鮮明に記憶に残っている。そういえば、叱られて取り上げられた釣りの本の著者は、服部善郎さんだったような気がする。

とりつかれているかどうかはわからないが、大学は本気で水産大学、水産学部を考えていた。今でもそう。某水産試験場でマグロの完全養殖に成功した、なんていう記事を読むと、「それ、ほんまはオレの研究成果になるはずやってんで。」と本気で思っている。縁あって、教師になることを決意した私は教育大学に入学し、教壇に立つ道を選んだ。それでも魚類の研究には後ろ髪を引かれるものがあった。ところが、教育学部の卒論テーマは結構自由に決められるということを入学のときに知り、前述の決意につながった。

さて、大学4年生の春。卒論のテーマは魚類に関するものと決めていたわけだが、それだけではテーマにはならない。それをいかにして教材につなげるか、という部分がもっとも大切だからだ。それで私は小学校の教科書を改めて開いてみた。すると、5年生の教科書にメダカをテーマにした単元があった。その単元を見ると、メダカの体のつくり、雌雄の違い、飼い方、増やし方などがのっている。そこでふとひらめいた。メダカがどんなところに住んでいるのか知っている子はどれくらいいるだろうか、と。私が卒論を書いたのはもう20数年前になるが、その当時すでに野生の「クロメダカ」を見る機会はほとんどなかったので、子どもはおそらく野生メダカを見たことがないのでは?と思ったのだ。事実、教科書のメダカも「養殖ヒメダカ」が扱われていた。そこで、自分が見つけられるかどうかを確かめたくて、大学がある町の郊外に出てメダカ探索をしてみた。やはり、なかなか見つからない。しかし、自分自身も誤解していた部分があって、メダカは意外に大きな川よりも水田横の細い水路などに生息してたり、ときにはその水田に入りこんでいる場合もある。これは苦労の末に見つけた場所がそういった場所だったからわかったことだが、こういった自分自身の誤解がきっと教材になる。水路のメダカを発見したときに私は卒論テーマに明るい光が見えた気がした。メダカを教材として、教科書にはない私オリジナルの授業を繰り広げている自分の姿が脳裏に浮かんでいた。

 

             あ、このテーマは「続く」にした方がいいのかな。

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